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京都の民話と伝説~墨染の桜(墨染寺ぼくせんじ)

○悲しみの色に染まる花弁「墨染桜」

深草の野辺の桜し心あらば ことしばかりは墨染めに咲け

藤原基経を亡くし、失意に打ちのめされていた上野峯雄が、深草の里に美しく咲く桜を見て、この地に葬られた基経を思うのなら、お前たちに心があるなら墨色に咲きなさい、と詠んだ歌です。
古今和歌集に納められています。
桜がその心を汲んだのかはわかりませんが、それ以来桜はその花の中心を墨色に染めるようになったと云われています。
その後地名も墨染になり、豊臣秀吉が貞観寺を復興させる際、この伝説を知り墨染桜寺と名づけ、現在は墨染寺として存在しています。


○墨染桜にまつわる作品

・能の「墨染桜」
墨染寺に咲くこの墨染桜は、能のタイトルにもなっています。
話の筋は少し違って、亡くなったのは藤原基経ではなく仁明天皇になっており、桜の精霊が登場します。

・東方Project
シューティングゲーム東方Projectに登場する西行寺幽々子のスキル「完全なる墨染の桜」。
幽々子嬢のファンなら、墨染寺へお参りを。
小さいお寺なので、少人数がおすすめです。

○アクセス
墨染寺(7時~19時)
京都市伏見区墨染町741(京阪墨染駅下車、徒歩3分)
075-642-2675

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